45歳で転職に成功した現役ドライバーが語る後悔しないタクシードライバー転職術!

 こんにちは、現在、タクシードライバー3年目です。初めてタクシードライバーに転職する人の中には業界の事情が分からずに転職に失敗し、すぐに会社を辞める人が少なくないんです。そんな人のために業界事情やタクシードライバーの仕事内容、おススメ転職サイトなどタクシードライバーへの転職を考えているあなたに有益な情報を提供していきます。

タクシードライバーへの転職の際に確認しておきたい給料に直結する契約条件!(2)

契約を締結する前に知っておきたいお給料に直結する契約内容

前回は足切り(ノルマ)について説明をしましたので、

今回はその他の点について説明をしていきます。

 

 

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(1)事故を起こした際のドライバーの負担額

 まず、どこのタクシー会社でも共通するのが、
 "短期間で何度も事故を起こす人は会社に居られなくなる"
 ということです。

 

 タクシー会社において、もっとも大きな損失となるのが

"事故"に伴う支出だからです。

 

 

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  タクシードライバー経験者が同業他社に転職をすると仮定した場合、

  Aさん…前の会社での営業収入は毎月100万円であるが、
     毎月のように事故を起こしていた。

  Bさん…前の会社での営業収入は毎月40万円だけども、
     10年間無事故であった。
 
  もし、上記の二人が同じ会社に採用面接に行ったら、
  間違いなくBさんの方が好まれます

 

  そこで、タクシー会社によっては、事故による損失を減らし、

 ドライバーに事故予防の意識を高める目的で、

 

 過失割合の大きい事故(第1当事者事故)を起こした場合、

 ドライバーに車の修理費の一部を負担させるという

 事故負担金制度を設けている会社もあります。

 

 

 これは保険会社でいう免責額と同じようなシステムで、

 たとえば、勤続1年未満で事故を起こした場合には5万円、

1年以上無事故の人が事故を起こした場合には3万円などと決め、

ドライバーに営業車両の修理費の一部を負担させるものです。

 

 そして、この修理費は一括または分割で給料から天引きされる

というものです。

 

 ドライバーからすると、これはかなり衝撃です。

 このシステムの存在を事故を起してから知り、

辞める人も少なくありません。

 

 

 

 その一方で、無事故の場合には無事故手当が付き、

 事故を起こすと手当がつかないという制度を採る会社もあるようです。

 

 事故は絶対に起こさないという気持ちと、

事故を予防するための確認作業は怠らないことは大切ですが、

 

 タクシードライバーの仕事は、毎日100Km以上走り、

自家用車では行わない頻繁な車線変更とドアの開閉作業を伴います。

 

 ですので、事故のリスクは自家用車以上に高いといえるので、

 やはり事前の確認はしておきたいですね!

 

 


(2)乗り逃げに遭った場合のドライバー負担の有無や条件


 非常に残念な話ですが、1年くらい勤務していると、

かなりのドライバーが一度は乗り逃げに遭うという経験をします。

 

 私の場合、働き始めてから2年強の間に3000円強のものが一件と、

11000円強のものが一件あります。

 

 

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 同じようにお客様からメーターの代金をもらえないケースとして、

メーター操作をミスした場合や迂回走行により減額を余儀なくされた場合が

考えられますが、この場合、基本的に会社は納金額の減額を認めません。

 

 ドライバーのミスによるものはドライバーが自腹で負担せよ!というのが、

基本的な会社の姿勢です。

 

 

 ただ、乗り逃げの場合、ドライバーのミスではありませんよね!?

 そこで、乗り逃げに遭った場合の料金負担は会社によって異なるようです。


 乗逃げのケースでの会社の対応は大きく分けると以下の2つに分かれます。

(1)理由のいかんを問わず、納金額の減額を認めない(つまり自腹になる)。
(2)警察へ被害届を出せば、納金額の減額を認める(ただ売上にはならない)。

 

 ですので、いずれであるかは予め確認しておいた方が、

営業をする際にも安心できるといえるでしょう。

 

 ただ、警察への被害届は、2~3時間くらい時間を要するので、
乗逃げに遭った時間帯によっては、泣き寝入りしてでも営業を続けた方が、
最終的に割に合うということも少なくありません。

 
 以上、現役ドライバーの私が、いま転職活動をするなら
契約する前に必ず確認しておくであろうと思う給料に直結する

契約条件を紹介しました。

 

 これを確認しておかないと、

給料明細を見て衝撃を受けたり、事故を起したりしてから、

"そんなの聞いていない"ということになりかねませんからね!

 

 しかし、(事故の話など)なかなか面接で採用担当者に

直接聞きづらいものもありますよね!

 

 ですので、もし求人サイトを利用するのであれば、

担当者の方に予め確認してもらうのも良いかも知れませんね!