45歳で転職に成功した現役ドライバーが語る後悔しないタクシードライバー転職術!

 こんにちは、現在、タクシードライバー3年目です。初めてタクシードライバーに転職する人の中には業界の事情が分からずに転職に失敗し、すぐに会社を辞める人が少なくないんです。そんな人のために業界事情やタクシードライバーの仕事内容、おススメ転職サイトなどタクシードライバーへの転職を考えているあなたに有益な情報を提供していきます。

転職時に知っておきたいタクシー会社の稼働率と転職活動時の有利・不利との関係について。

タクシー会社の稼働率と転職活動時の有利・不利との因果関係

 

 

f:id:rj0oi8yh47k:20160325152907p:plain

 

 

今回は、タクシー会社の稼働率と転職活動時の有利・不利との関係について
説明していきます。

 

まず、"稼動率ってなに!?"という人は、下の記事を先に読んでくださいね!

 

⇒ なぜ、タクシー会社は転職するタクシー・ドライバーをいつも募集しているのか?

 

 

 

営業車の"稼動率"を上げることが、タクシー会社が利益を上げるための

大きな課題であることは前回の記事で、すでにお話ししました。


そこで、タクシー会社の配車担当者(「運行管理者」といいます。)は、
なるべく休車がでないようにドライバーに営業車を配車していきます。


この配車作業はパズルのように営業車とドライバーを組み合わせていくのですが、
稼動率が80%を超えてくると、これがなかなか難しい作業になります。

 

 

f:id:rj0oi8yh47k:20160329000407j:plain

 

 

つまり、車両点検などで営業車が使えない日もありますし、
突然の事故などで営業車が使えなくなることもあります。

また、配車担当者も人間ですから、たまにはミスもありますよね!

 


そんなとき、車の余裕がないと、
"今日出勤してきたドライバーに配車する営業車がない!"
という事態が生じるんです。

 

すると、出勤したドライバーが乗る車がなくて帰ることになり、
彼らは文句を言われますから、

配車担当者は大きなプレッシャーの中で作業をすることになります。

 

そこで、稼動率が80%を超える当たりから、
配車担当者のドライバーに対する態度も変わってきます。

 


たとえば現役ドライバーに対しても、

●勤務日の変更は許可制にする
●突然の勤務日変更は認めない

などと言われるようになるんですね!

 

こうなると、運行管理を行う管理職の人たちは
新たにドライバーを採用し、自分たちの首を絞めようとは思いません。

 

そこで、稼動率が80%を超えている場合には、

"よっぽど条件が良い人でなければいらない!"

ということになり、採用条件が厳しくなります

 

 

f:id:rj0oi8yh47k:20160317234228j:plain

 

 

たとえば、二種免許を持っていない未経験者の採用

●二種免許の取得費用
●無線研修などの研修の受講料
●その間のドライバーの給料

など、多額の費用を会社が負担しなければなりませんから、
採用担当者が二の足を踏む場合もあるんですね!

 

 

 

反対に、稼動率が低い場合
採用担当者を含めた管理職の人たちは、
社長に対して設定した稼働率目標を達成しなければ
自分たちの評価が下がってしまいます。


そこで、彼らに与えられた裁量の範囲内で
可能な限り人材を確保していこうとしますから、
採用条件も自ずと緩くなっていくわけです。

 

そうすると、転職希望者としては、
是非この稼働率を知りたいですよね!

 

ところが、稼動率を外部に公表しているところは

皆無だと思います。

 

少なくとも、私は他社の稼働率は知りませんし、
ネットで検索しても、1件も見つかりませんでした。

 

 

 

なので、現在、私が思いつく方法を3つほど紹介しておきます。
より確実な方法から説明していきます。


(1)現役のドライバーに尋ねる。
   現役のドライバーは、会社の朝礼や月に一回は開催される集会
   (「明番集会」と呼びます。)で報告されることがあります。
  
   そこで、気にしている人は知っているんですね!(私もその一人)
   
   また、稼働率が低い会社の場合、"お友達を紹介して!"と
   ドライバーに声を掛けますので、そんな声掛けがあるかどうかでも
   判断できると思います。


(2)転職サイトの担当者に聞く。
   私は転職紹介会社に努めたことはありませんので、
   具体的にどのくらい詳細に情報が出されるのかは知りません。

   しかし、どのくらい熱心に紹介して欲しいかは、
   やはり担当者に伝わっているはずです。

   そうすると、熱心度大 ⇒ 稼働率が低い
         熱心度小 ⇒ 稼働率が高い

   というレベルまでは把握しているでしょう。
   
   (というか、転職希望者は、"熱心度 ≒ 採用条件の高低"なので、
    これさえわかれば十分かも…。)


(3)転職希望会社の採用担当者に直接電話する。
   
   間違っても、直接担当者に"御社の稼働率はどのくらいですか?"

  などと、聞かないでくださいね!

   間違いなく怪しまれますから!(笑)

 


   この場合、採用担当者への質問から推測するわけです。

   ドライバー補充にあまり迫られていない会社は、

  かなり強気な対応をしてきますので、そこら辺から推測をするのです。

 

   私の場合、昼間だけ働くシフト(日勤)を希望していたのですが、
  自宅に近いところから片っ端に電話したところ、
  電話対応で"二種免許を持っていないのにそんなワガママ言うの?"
  と言わんばかりの対応の会社も少なくなかったです。

 

   そんな私でも、同じ日に別の会社に転職が決まったことからもわかるように、

  会社ごとに採用事情はまったくことなるので諦める必要はありません。

 

   ただ、それなりに強い意思がないと、かなり凹みますけど!(汗)

  

 

 

   なので、当たって砕けろくらいの気持ちがない人は、

   上記(1)、(2)の方法で探ってみる方がよいかも知れません!